会社に行きたくない…休職・退職時の苦痛と、傷病手当の受給、そして「死にたい」気持ちへの向き合い方
会社に行きたくない…休職・退職時の苦痛と、傷病手当の受給、そして「死にたい」気持ちへの向き合い方
「会社に行きたくない」という強い思い、本当に辛い状況ですよね。休職から退職を決意され、心身ともに疲弊されていることと思います。今回は、退職後の傷病手当の受給、会社への挨拶や手続き、そして「死にたい」とまで感じてしまうほどの苦痛からの脱却について、具体的なアドバイスと、同じような経験をした方の事例を交えてお話しします。
まず、今回の相談内容を整理し、それぞれの問題に対して、どのように対応していくか、具体的なステップを解説していきます。
今回の相談内容の整理
- 休職中の退職：今月末に退職予定。
- 傷病手当の受給：退職後も傷病手当を受給したい。
- 出社への恐怖：退職日の出社（荷物整理、挨拶、手続き）に強い抵抗感。
- 会社への恐怖：会社が原因で「死にたい」と感じ、休職面談でも恐怖を感じた。
- 退職時の対応：上司への辞退の意思表示、出社拒否の伝え方について悩んでいる。
これらの問題に対して、一つ一つ丁寧に解決策を提示していきます。あなたの心が少しでも軽くなるように、一緒に考えていきましょう。
現在休職中、今月末退職の予定です。退職後も傷病手当を受け取ろうと考えているのですが、退職日に出社すると受け取れなくなりますよね。ですが荷物整理や挨拶、手続きなどで呼ばれる事もあると思います。傷病手当の事だけではなく、会社が原因で死にたいと思ったことから休職に至り、休職面談の際も足がすくんだり恐怖で車の運転も危険な状態でした。また、面談室に行くまでに会社の人にも会ってしまうので、以前面談しに行った際はトイレに篭ったり怖くて廊下など人目の付かない場所で震えていました。以上の点から会社に行きたくないのですが、退職するとのことで部署の人に挨拶や退職などの手続きで呼び出されると思います。礼儀としてどうなの？と思われるとは思いますが、死にたいとまで感じた所にはもう行きたくないというのが本音です。まず今後上司から復職出来そうかどうかのメールがくると思います。その際に辞める意志を伝え、出社も出来ないということを伝えたいです。会社に関わることを考えるだけで吐き気がしてくるので文章を上手く練ることが出来ず……少しでも会社の事を考える時間を減らしたいので 同じような境遇で退職に至った方、どのように伝えたか教えていただきたいです。
1. 傷病手当金と退職日の関係
まず、傷病手当金について確認しましょう。傷病手当金は、病気やケガで働くことができなくなった場合に、生活を保障するための制度です。退職後も、一定の条件を満たせば受給することができます。
- 受給条件：
- 退職日までの間に、連続して3日以上休んでいること（待機期間）。
- 退職日時点で、傷病手当金の支給要件を満たしていること。
- 退職後も、引き続き療養が必要であること。
- 退職日の出社：
退職日に出社すると、傷病手当金の受給に影響が出る可能性があります。なぜなら、出社することで「働くことができる」と判断される可能性があるからです。ただし、状況によっては、例外的に認められることもあります。例えば、必要な手続きのために短時間だけ出社する場合などです。しかし、できる限り出社は避けるべきです。
具体的なアドバイス：
- 会社との相談：退職前に、会社の担当者（人事部など）に、退職後の傷病手当金の受給について相談しましょう。出社が必要な場合は、最小限の時間で済ませるように交渉しましょう。
- 医師の診断書：退職後も療養が必要であることを証明するために、医師の診断書を取得しておきましょう。診断書には、病状、療養期間、就労可能かどうかの判断などが記載されます。
- ハローワークへの相談：退職後、ハローワークで傷病手当金の申請手続きを行います。事前にハローワークに相談し、必要な書類や手続きについて確認しておきましょう。
2. 会社への挨拶と手続き
会社への挨拶や手続きは、社会的なマナーとして重要ですが、あなたの心身の状態を最優先に考えるべきです。「死にたい」と感じるほど会社に行くのが辛いのであれば、無理に出社する必要はありません。
- 挨拶：
- メールや電話での挨拶：直接会うのが難しい場合は、メールや電話で挨拶を済ませることも可能です。感謝の気持ちを伝え、退職の理由を簡潔に説明しましょう。
- 手紙での挨拶：手紙で挨拶をすることも、丁寧な印象を与えます。
- 手続き：
- 郵送での手続き：退職に関する書類（離職票など）は、郵送で受け取ることができます。会社に郵送での手続きを依頼しましょう。
- 代理人：家族や親しい人に、手続きを代理でしてもらうことも可能です。
具体的なアドバイス：
- 会社の担当者との連携：人事部や上司に、あなたの状況を正直に伝え、出社が難しいことを説明しましょう。理解と協力を求めることが大切です。
- 弁護士への相談：会社との交渉がうまくいかない場合は、弁護士に相談することも検討しましょう。弁護士は、あなたの権利を守り、円滑な退職をサポートしてくれます。
- 心のケア：会社とのやり取りで不安を感じたら、信頼できる人に相談したり、専門家のカウンセリングを受けるなど、心のケアを怠らないようにしましょう。
3. 上司への退職の意思表示と出社拒否の伝え方
上司への退職の意思表示は、あなたの気持ちを伝える大切な機会です。しかし、同時に、あなたの心を守るためのものでもあります。以下のポイントを参考に、あなたの状況に合わせた伝え方を考えてみましょう。
- メールでの連絡：
メールで連絡することで、自分のペースで文章を練ることができ、感情的になることを避けることができます。また、記録が残るので、後々のトラブルを防ぐことにもつながります。
例文：
件名：退職のご連絡
〇〇部長
いつもお世話になっております。〇〇です。
この度、一身上の都合により、〇月〇日をもって退職させていただくことになりました。
本来であれば、直接ご挨拶に伺うべきところですが、現在の心身の状態を考慮し、メールでのご連絡とさせていただきます。大変申し訳ございません。
在職中は、大変お世話になりました。〇〇部で過ごした〇年間は、私にとって貴重な経験となりました。心より感謝申し上げます。
退職までの間、ご迷惑をおかけすることもあるかと存じますが、最後まで精一杯、業務に努めますので、よろしくお願いいたします。
〇〇
- 出社拒否の伝え方：
出社が難しい理由を具体的に説明し、理解を求めましょう。診断書があれば、添付することも有効です。
例文：
「現在、〇〇（病名）のため、通院加療中です。医師からは、安静が必要との診断を受けており、出社することが難しい状況です。」
「〇〇（病名）の症状により、会社に関わることを考えると、吐き気や動悸が止まらず、日常生活にも支障をきたしております。」
- 誠実な対応：
感謝の気持ちを伝え、円満な退職を目指しましょう。ただし、自分の心身を守ることが最優先です。無理に我慢したり、嘘をつく必要はありません。
具体的なアドバイス：
- 事前に準備：上司に伝える内容を事前に整理し、文章を練っておきましょう。
- 第三者の意見：信頼できる人に、文章をチェックしてもらいましょう。
- 記録：やり取りの内容は、記録しておきましょう。
4. 「死にたい」気持ちへの向き合い方
「死にたい」という気持ちは、非常に深刻なサインです。一人で抱え込まず、専門家のサポートを受けましょう。
- 専門家への相談：
- 精神科医や心療内科医：専門医に相談し、適切な治療を受けましょう。
- カウンセラー：カウンセリングを通して、心の悩みや苦しみを吐き出し、解決策を見つけましょう。
- 相談窓口の利用：
- いのちの電話：電話相談で、あなたの気持ちを聴いてもらいましょう。
- SNS相談：SNSを通じて、専門家や相談員に相談することもできます。
- 休息と自己ケア：
- 十分な休息：心身を休ませる時間を確保しましょう。
- リラックスできる時間：好きなことをしたり、リラックスできる時間を作りましょう。
- 健康的な生活習慣：バランスの取れた食事、適度な運動、十分な睡眠を心がけましょう。
具体的なアドバイス：
- 無理をしない：自分の限界を超えないように、無理をしないことが大切です。
- 小さな目標：小さな目標を立て、達成感を味わいましょう。
- サポートシステム：家族、友人、または専門家など、頼れる人たちとのつながりを大切にしましょう。
緊急時の対応：
- ためらわずに助けを求める：つらい気持ちが続く場合は、すぐに専門機関に相談しましょう。
- 緊急連絡先：自殺を考えてしまうほど辛い場合は、すぐに110番や119番に電話してください。
5. 退職後の生活とキャリアについて
退職後は、心身を休ませることに集中し、徐々に新しい生活に向けて準備を始めましょう。
- 休息期間：
まずは、心身を休ませる期間を設けましょう。焦らず、自分のペースで回復を目指しましょう。
- 自己分析：
自分の強みや弱み、興味のあることなどを分析し、今後のキャリアプランを考えましょう。
- 情報収集：
転職やキャリアに関する情報を収集しましょう。インターネット、書籍、セミナーなどを活用し、自分に合った情報を集めましょう。
- キャリアカウンセリング：
キャリアカウンセラーに相談し、客観的なアドバイスを受けましょう。あなたの強みを活かせる仕事や、今後のキャリアプランについて相談できます。
- 転職活動：
準備が整ったら、転職活動を始めましょう。あなたの希望に合った求人を探し、応募書類の作成や面接対策を行いましょう。
具体的なアドバイス：
- 焦らない：焦らず、自分のペースで進みましょう。
- ポジティブ思考：前向きな気持ちで、未来に向かって進みましょう。
- サポートの活用：キャリアカウンセラーや転職エージェントなどのサポートを活用しましょう。
退職後の生活は、不安も大きいかもしれませんが、新しいスタートを切るチャンスでもあります。あなたの経験を活かし、自分らしいキャリアを築くことができるはずです。
最後に、今回の相談者の方へ。あなたは一人ではありません。必ず、あなたのことを理解し、支えてくれる人がいます。辛い気持ちを抱え込まず、積極的に助けを求めてください。そして、あなたの心と体を大切にしてください。
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まとめ
今回の相談では、休職中の退職、傷病手当の受給、会社への恐怖、上司への対応、そして「死にたい」という気持ちへの向き合い方について解説しました。以下に、重要なポイントをまとめます。
- 傷病手当：退職後も受給できる可能性があるので、会社とハローワークに相談しましょう。
- 会社への対応：無理に出社する必要はありません。メールや電話で挨拶を済ませ、郵送で手続きを行いましょう。
- 上司への伝え方：メールで退職の意思表示をし、出社が難しい理由を具体的に伝えましょう。
- 心のケア：専門家への相談、相談窓口の利用、休息と自己ケアを心がけましょう。
- 退職後の生活：心身を休ませ、自己分析を行い、キャリアプランを考えましょう。
あなたの置かれている状況は、とても辛いものだと思います。しかし、あなたは一人ではありません。必ず、解決策は見つかります。そして、あなたの未来は、必ず明るいものになります。諦めずに、一歩ずつ進んでいきましょう。
この情報が、少しでもあなたの役に立つことを願っています。あなたの心が少しでも軽くなり、穏やかな日々を送れることを心から願っています。