学芸員という仕事：あなたの情熱と適性を活かす道を探る
学芸員という仕事：あなたの情熱と適性を活かす道を探る
現役高校生のあなたが、学芸員という職業に興味を持ち、その道のりを模索しているのですね。あなたの熱意と、学芸員という仕事への適性について、詳細に掘り下げていきましょう。
今回は、あなたの質問に答える形で、学芸員の仕事の魅力、年収、そしてあなたの性格や嗜好との相性について、多角的に考察していきます。
あなたの質問を基に、学芸員の仕事について、具体的な情報とアドバイスを提供します。
さあ、学芸員の仕事への第一歩を踏み出しましょう。
学芸員について教えてください。現高３です。最近まで将来なりたい職がいまいちが決まっておらず、文系＋まだやりたいことが決まってないので大学は文学部を選考しようかな、と考えています。
ここ最近ずーっとやりたい仕事について悩んでいたのですが、
- 昔から関東周辺のいろんな博物館や美術館にしょっちゅう行っていた
- 蒐集癖なので蝶や鉱石の標本を集めるのが好きで部屋に飾っている (一番のお気に入りはモルフォの標本で、今買おうとお金を貯めているのはラットの骨格標本です)
- 異国の美しい骨董品を集めるのが好き
- 絵画や美術書を見たり読んだりするのが好き
- 自分の好きな作家の画廊や個展に足を運ぶのが好き
- 好きな作家の画集などを集めたりしている
ということを思い出しました。
標本等の生き物関係は昔から興味はあったものの、ゴリゴリの文系(生物と化学はかなり得意でしたがどちらも基礎だったので本当に得意か、と言われたら怪しい＆数学、物理が呪われてるのかってくらいに壊滅的)なので理系の道に進むことは出来ず、生き物に関わる職は惜しくも諦めました。
自分が好きな事でなおかつ文系でもそういったものに関われる仕事で気になったのが学芸員で、尚且つ担任や塾講師、親にもその旨を伝えて勧められたのが学芸員でした。
学芸員のことについて自分でも色々調べて見ましたがまだまだ分からないことの方が多いのです。こういう時、やはり実際に経験している人に聞くのが1番なので出来れば博物館や美術館に足を運び、お時間をもらって学芸員さんに聞ければいいのですが、こんなご時世なのでそういう訳にも行かず、ここにたどり着いた次第です。
あなたのこれまでの経験、興味、そして学芸員という職業への憧れが伝わってきます。まさに、学芸員という仕事は、あなたの情熱と才能を活かせる可能性を秘めていると言えるでしょう。
学芸員の仕事とは？
学芸員は、博物館や美術館などの専門的な知識と技術を持つ専門職員です。主な仕事内容は、以下の通りです。
- 資料の収集、保管、展示
- 調査研究
- 教育普及活動（イベント企画、ワークショップ開催など）
- 来館者対応
学芸員は、単に展示物を並べるだけでなく、その背景にある歴史や文化、科学的な情報を深く掘り下げ、来館者に分かりやすく伝える役割を担います。
あなたのこれまでの経験は、学芸員としての基礎を築く上で非常に有利に働きます。
私の生活や性格について 私自身裕福でも貧乏でもないごく普通の家庭で育ったのと、蒐集するのが好きなこと以外に趣味がないので高校生にしてはかなり質素な暮らしだと思います。
そこで気になるのが学芸員の年収です
毎週末遊び呆けているような人間では無いので人よりお金は使わない方だと思います。 その代わり年に一、二回蒐集の趣味関係でデカイ買い物もあったりしますがつかうといっても毎回せいぜい一、二万円程です(高三現在で)
友人と比べても皆毎週末遊んで服だ何だのをしょっちゅう買ってる中、私はそういう生活はしていないので結果的に年に使うお金は人より少ないはずです こういった生活の私に学芸員は合うでしょうか？ 大学は家から通いますがいつかは一人暮らしはすると思うのでお金の面が気になります。
学芸員の年収と生活
学芸員の年収は、勤務先の規模や種類、経験年数によって大きく異なります。
- 公立の博物館や美術館：地方公務員に準ずる給与体系となることが多いです。安定していますが、昇給には年数が必要です。
- 私立の博物館や美術館：運営母体によって給与体系は異なります。公立よりも給与水準が高い場合もありますが、安定性は保証されません。
- 独立行政法人：公務員に近い給与体系ですが、運営状況によっては変動があります。
一般的に、学芸員の年収は、他の専門職に比べて高いとは言えません。しかし、あなたの現在の生活スタイルや金銭感覚からすると、学芸員としての収入でも十分に生活できる可能性があります。
一人暮らしを検討しているとのことですが、家賃や生活費を考慮して、事前に資金計画を立てておくことが重要です。
また、学芸員の仕事は、資料の収集や調査研究など、お金がかかることもあります。
しかし、あなたの蒐集癖や質素な暮らしぶりは、学芸員としての仕事と相性が良いと言えるでしょう。
性格について 人付き合いはかなり得意な方ですが、思った事を相手にきちんと伝える人間なので味方と敵にはっきりわかれると思います クラスでもいわゆる陰キャと呼ばれる人や陽キャと呼ばれる人のどっちとも隔てなく話せる感じです
友達には ｢お前はめちゃくちゃ話しやすい｣ と言われます(なんか自分語りみたいになってしまって申し訳ない) し、話したこともないのに謎に私を敵対視してる奴以外にはめちゃくちゃフレンドリーだし、誰とでも仲良くできるのが私の長所の1つだと思っています。
人の話を聞くのが得意なので相談も良くされる方です あとは人になにかを教えたり、人の前に立って指示するのも得意な方だと思います。企画力に関しても人より秀でていると思います。小さい時からレポートや学校で出される新聞の課題などは得意でめちゃくちゃ時間をかけて完璧な状態で提出していた記憶があります 自分の想いや考えを乗せてなにか(掲示物やポスター、美術の作品等も)を創作するのはかなり得意だと自負していますし、周りからも認めてもらっています (美術においては特に美大生をめざしている訳では無いのでそこの技術は平均以上、美大生志望以下)
あなたの性格と学芸員という仕事
あなたの性格は、学芸員の仕事に非常に適していると言えます。
- 人付き合いが得意：学芸員は、来館者や他の職員とのコミュニケーションが不可欠です。あなたのフレンドリーな性格は、円滑な人間関係を築く上で大きな強みになります。
- 人の話を聞くのが得意：来館者からの質問や相談に対応する際に役立ちます。
- 教えるのが得意、企画力がある：展示内容の説明やイベントの企画・運営に活かせます。
- 自分の考えを表現するのが得意：展示物の解説や広報活動において、あなたの個性を発揮できます。
学芸員の仕事は、専門知識だけでなく、コミュニケーション能力や企画力も求められます。あなたの強みは、まさに学芸員として活躍するための重要な要素です。
母も作業療法士といったできる人の限られた職業についていますが、私もできれば誰にでもつとまる仕事よりかは私の出来ることや得意なことを行かせる職に着きたいと思ってます。(もちろん好きなことを仕事にできる人の方が少ないのは重々承知していますが、最初から諦めるのではなくてまずはチャレンジしてみよう精神で。)
長くなってしまいましたが教えていただきたいのは
- 学芸員の良いところ、悪い所
- 学芸員の年収
- 私のような嗜好、性格を持つ人に学芸員は向いているか
です。
拙い文でお目汚し申し訳ありません。 現役学芸員の方や元学芸員の方、現在進行形で学芸員をめざしている方や目指していたけど辞めてしまった方(志半ばで学芸員の道を断念した方はできれば理由も教えていただきたいです) 皆様どうかよろしくお願いします。
※一応確認はしましたが誤字脱字があるかもしれません、すみません
写真はお気に入りのモルフォちゃんです。 美しいのでぜひ見ていってあげてください。
学芸員の仕事のメリット・デメリット
学芸員の仕事には、多くの魅力がある一方で、注意すべき点も存在します。
メリット
- 自分の好きなこと（歴史、美術、自然など）に関する専門知識を深められる。
- 貴重な資料や作品に触れ、研究できる。
- 自分の企画や展示を通して、多くの人に感動や学びを提供できる。
- 社会貢献できる（文化の継承、教育など）。
- 専門性を活かして、長く働ける可能性がある。
デメリット
- 給与水準が、他の専門職に比べて低い傾向がある。
- 就職の門戸が狭く、競争率が高い。
- 資料の管理や展示準備など、体力的な負担がある場合がある。
- 研究活動や論文執筆など、地道な努力が必要。
- 異動や転勤がある場合がある。
これらのメリット・デメリットを理解した上で、学芸員という仕事が自分に合っているかどうかを判断することが重要です。
学芸員になるためのステップ
学芸員になるためには、いくつかのステップを踏む必要があります。
- 大学で、博物館学芸員課程を修了するか、博物館に関する科目を履修する。
- 学芸員の資格を取得する（資格試験はありません。大学で必要な科目を履修することで資格が得られます）。
- 博物館や美術館などの求人に応募する。
- 採用試験に合格する（専門知識、論文、面接など）。
大学の学部は、文学部、歴史学部、美術史学科など、様々な選択肢があります。あなたの興味関心に合わせて、最適な学部を選びましょう。
また、学芸員資格を取得した後も、専門知識を深めるために、大学院に進学する人もいます。
あなたの嗜好と性格に、学芸員は向いているか？
あなたの嗜好と性格は、学芸員という仕事に非常に適していると言えます。
- 蒐集癖がある：資料収集や研究に役立ちます。
- 異国の骨董品が好き、絵画や美術書を読むのが好き：展示内容の理解を深め、来館者に伝える際に役立ちます。
- 自分の好きな作家の画廊や個展に行く：展示企画やイベント開催のヒントになります。
- 人付き合いが得意、教えるのが得意：来館者対応、イベント企画、広報活動に役立ちます。
- 企画力がある：展示内容の構成やイベントの企画に活かせます。
あなたの情熱と才能を活かせる、素晴らしい職業と言えるでしょう。
学芸員を目指す上で、大学での専門知識の習得はもちろんのこと、博物館や美術館でのボランティア活動やインターンシップなどを通して、実践的な経験を積むことも重要です。
あなたの夢を叶えるために、積極的に行動し、学び続けてください。
学芸員の仕事は、あなたの情熱と才能を活かせる、やりがいのある仕事です。
あなたのこれからの活躍を心から応援しています。
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学芸員という仕事は、あなたの興味関心、性格、そしてこれまでの経験を活かせる、非常に魅力的な職業です。年収や就職の難しさといった課題はありますが、あなたの熱意と努力次第で、必ず道は開けます。
まずは、大学で必要な科目を履修し、学芸員の資格を取得することを目指しましょう。そして、博物館や美術館でのボランティア活動やインターンシップを通して、実践的な経験を積んでください。
あなたの情熱と才能を活かして、学芸員として活躍できる日を心から願っています。
応援しています！