足首靭帯損傷後のリハビリ、焦らず着実に進むための完全ガイド
足首靭帯損傷後のリハビリ、焦らず着実に進むための完全ガイド
この記事では、足首靭帯損傷後のリハビリに関する様々な疑問にお答えし、復帰への道のりをサポートします。具体的なリハビリの進め方から、痛みや不安への対処法、そしてセカンドオピニオンの活用方法まで、幅広く解説します。あなたの現在の状況に合わせて、焦らず、着実に回復への道を進むためのヒントを見つけてください。
足首靭帯損傷後のリハビリについて質問です。最近いろいろ悩んでいまして、医療関係者（整形外科医師、理学療法士、整骨院など）の方、足首靭帯損傷経験者などで詳しい方がいましたら教えてください。
約２か月半前に、足首の靭帯を部分断裂しました。（確か前距腓靭帯と踵腓靭帯です。）約５～６週間ギプスをし、はずした後は装具をつけています。週５でリハビリに通っています。いまはリハビリ開始から６週間たちました。
装具あり・・・ゆっくり歩けます。軽くびっこをひく感じです。
約２０年前にもスポーツ中に靭帯を完全断裂しており、そのときは手術しています。そのときはすぐ良くなった記憶があります。（若かったから治りが早かったんでしょうか？）
１、リハビリから６週間たっていますが、ケガしたほうの足首になかなか力がつきません。担当の理学療法士さんから「治りが遅い」と言われて、ちょっと焦ってきています。つま先立ちしても１cmくらい（2秒くらい）しか足があがりませんが、相当まずいですか？
２、「足底屈」を意味するのは、つま先立ちしたときの力のレベルのことでしょうか？（総合実施計画書に書いてありました。リハビリ１か月以上たって２のままです。）
３、最近は弱まってきましたが、靭帯の部分を押されたり指で伸ばされたりするとすごい痛みです。時々涙がでます。理学療法士さんは「痛がりですね」というのですが、本当にすごい痛みなんですよね。他の方はそんなことはないのでしょうか？この痛みはなぜ起こるのでしょうか？いつかなくなりますか？
４ リハビリ開始直後に、自宅から離れているので、近い病院とかけもちしたいと話したら「いいですけど、そうするとそちらのほうは保険がきかなくて実費になりますよ」と言われたのですがこれってどういう意味でしょうか？
５、最近、ひざも痛くなってきたのでＭＲＩ撮ってもらったら、ひざの棚というのが痛んでいると言われました。装具で足首を固定して歩いていたのでそうなったのでしょうか？（医師に聞きたかったのですが、さらに悪化した場合の手術の 話に怖くなっていろいろ聞けませんでした。）
６、ただでさえ不安な毎日なのに、理学療法士さんの言動や治療法に更に悩んでしまうことがあります。他の病院のリハ科にもセカンドオピニオンとして行ってみたいのですがそういうのはおかしいですか？保険はきくのでしょうか？
よろしくお願いします。
1. リハビリの進捗と焦りへの対処法
リハビリの進捗は、個々の状態や年齢、過去の怪我の経験などによって大きく異なります。理学療法士から「治りが遅い」と言われると焦る気持ちは理解できますが、まずはご自身の現状を正確に把握し、長期的な視点で取り組むことが大切です。
1-1. 現状の評価と目標設定
まず、現在の状態を客観的に評価しましょう。つま先立ちが1cmしか上がらないとのことですが、これはあくまで一つの指標です。リハビリの目標は、単に「つま先立ちができる」ことだけではありません。歩行時の安定性、可動域の回復、筋力の向上など、総合的な回復を目指しましょう。
- 可動域の測定: 足首の屈曲、伸展、回内、回外の角度を測定し、正常な範囲と比較します。
- 筋力測定: 足首を動かす筋肉の筋力を、徒手筋力テストや等尺性収縮測定などで評価します。
- 歩行分析: 歩行時の足首の動きやバランスを観察し、問題点を見つけ出します。
これらの評価結果をもとに、具体的なリハビリの目標を設定します。例えば、「3ヶ月後には、つま先立ちで5cm上がり、日常生活で痛みなく歩けるようになる」といったように、SMARTの法則（Specific, Measurable, Achievable, Relevant, Time-bound）に基づいた目標を設定すると、進捗を把握しやすくなります。
1-2. 焦りを和らげるためのメンタルケア
リハビリは長期戦になることも多く、焦りや不安を感じることは自然なことです。しかし、精神的なストレスは回復を遅らせる可能性もあります。以下の方法を試してみてください。
- 記録をつける: リハビリの進捗を記録することで、小さな変化にも気づき、モチベーションを維持できます。
- 休息と睡眠: 質の高い睡眠は、体の修復を促進します。
- ストレス解消: 趣味やリラックスできる時間を取り入れ、ストレスを軽減しましょう。
- 専門家との相談: 理学療法士や医師に、不安や疑問を積極的に相談しましょう。
2. 足底屈と痛みの原因
足底屈とは、つま先を下げる動きのことです。リハビリ計画書に「足底屈レベル2」と記載されている場合、これは足底屈の筋力や可動域が、ある一定の基準に達していないことを意味します。具体的な評価方法や基準は、理学療法士に確認しましょう。
2-1. 足底屈の重要性
足底屈は、歩行や走行、ジャンプなど、日常生活の様々な動作に不可欠です。足底屈の機能が低下すると、バランスを崩しやすくなったり、転倒のリスクが高まったりします。リハビリでは、足底屈の機能を回復させるための運動を行います。
2-2. 痛みの原因と対処法
靭帯部分を押したり、指で伸ばしたりすると強い痛みがあるとのことですが、これは靭帯の損傷や炎症が原因である可能性が高いです。また、過去の怪我の経験や、精神的なストレスも痛みを増幅させる要因となります。
- 痛みの原因の特定: 医師や理学療法士に痛みの原因を詳しく尋ね、適切な診断を受けましょう。
- 痛みの管理: 痛み止めや湿布、アイシングなどで痛みをコントロールします。
- 痛みを避けた運動: 痛みが強い場合は、無理な運動は避け、痛みのない範囲でリハビリを行いましょう。
- 精神的なケア: 痛みの不安やストレスを軽減するために、カウンセリングやリラックス法を試してみましょう。
3. 保険とセカンドオピニオン
リハビリにかかる費用や、セカンドオピニオンの活用方法について解説します。
3-1. 保険診療と実費診療
自宅から離れた病院でのリハビリが実費になる可能性があるとのことですが、これは保険診療のルールに関係しています。通常、同じ傷病に対して、複数の医療機関で同時に保険診療を受けることはできません。ただし、医師の指示があれば、他の医療機関でのリハビリも保険適用になる場合があります。詳細は、それぞれの医療機関に確認しましょう。
3-2. セカンドオピニオンのメリットと活用方法
セカンドオピニオンとは、現在の診断や治療法について、他の医師の意見を聞くことです。セカンドオピニオンを受けることで、より納得のいく治療法を選択したり、不安を解消したりすることができます。
- セカンドオピニオンを受けるメリット:
- 現在の診断や治療法に対する客観的な意見が得られる
- 他の治療法や選択肢を知ることができる
- 不安や疑問を解消できる
- セカンドオピニオンを受ける際の注意点:
- 現在の主治医に、セカンドオピニオンを受けたいことを伝えておく
- セカンドオピニオンを受ける医師に、これまでの経緯や検査結果を伝える
- セカンドオピニオンの結果を、主治医にフィードバックする
4. 膝の痛みと装具の影響
足首の装具を使用していたことで膝の痛みが生じたとのことですが、これは足首の動きが制限されたことで、膝に負担がかかったことが原因である可能性があります。
4-1. 膝の痛みの原因
膝の棚（膝蓋骨）が痛むとのことですが、これは膝蓋骨の軟骨が損傷している可能性があります。装具による歩行は、膝の関節に通常とは異なる負荷をかけるため、膝の痛みを引き起こすことがあります。
4-2. 膝の痛みの対処法
膝の痛みを改善するためには、以下の対策を検討しましょう。
- 医師の診断: 膝の痛みの原因を特定するために、再度医師の診察を受け、適切な診断を受けましょう。
- リハビリ: 膝の筋力強化や可動域改善のためのリハビリを行いましょう。
- 装具の見直し: 装具の調整や、より適切な装具への変更を検討しましょう。
- 痛みの管理: 痛み止めや湿布、アイシングなどで痛みをコントロールしましょう。
5. 理学療法士とのコミュニケーション
理学療法士の言動や治療法に悩むことがあるとのことですが、これはリハビリを進める上でよくある問題です。理学療法士との良好なコミュニケーションは、リハビリの効果を高めるために不可欠です。
5-1. コミュニケーションの重要性
理学療法士は、あなたの体の状態や目標を最もよく理解している専門家です。積極的にコミュニケーションをとることで、治療への理解を深め、より効果的なリハビリを受けることができます。
5-2. コミュニケーションのポイント
- 疑問を質問する: 治療内容や効果について、わからないことは積極的に質問しましょう。
- 不安を伝える: 痛みや不安を感じたら、遠慮なく伝えましょう。
- 目標を共有する: 自分の目標や希望を伝え、一緒に目標達成を目指しましょう。
- フィードバックをする: 治療の効果や、気になる点を伝え、改善に役立てましょう。
もし、理学療法士とのコミュニケーションがうまくいかない場合は、他の理学療法士に相談したり、セカンドオピニオンを検討することもできます。
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6. まとめ：焦らず、諦めずに、一歩ずつ
足首靭帯損傷後のリハビリは、時間と努力が必要な道のりです。しかし、焦らず、諦めずに、一歩ずつ進んでいくことで、必ず回復することができます。この記事で紹介した情報を参考に、ご自身の状況に合わせて、最適なリハビリプランを立ててください。そして、疑問や不安があれば、専門家や周囲の人々に相談し、積極的にサポートを活用しましょう。
最後に、あなたの回復を心から応援しています。
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