作業療法士AO入試突破！現役作業療法士が教える面接・小論文対策
作業療法士AO入試突破！現役作業療法士が教える面接・小論文対策
この記事では、作業療法士を目指すあなたがAO入試を突破するための具体的な対策を、現役作業療法士の視点から徹底解説します。小論文の書き方から面接での効果的な受け答え、そして将来のキャリアプランまで、合格を勝ち取るための秘訣を伝授します。
作業療法士になりたくて、今度AO入試を受けるんですが、試験は小論文（30分600字で作業療法のことを書くらしいです）と面談です。面談でも、作業療法をどれだけ理解しているか、学校の教育方針を分かっているか、将来をどう考えているかの3つを聞いてくるみたいです。事前に作業療法についていろいろ勉強しておけば大丈夫でしょうか？
あと、面談の相手が「1 作業療法についてどう考えていますか？」と聞いてきたとき、「私は実際に病院で作業療法の仕事を見学したことがあるんですが、器具を使い立つ練習や歩く練習、輪投げなどで腕の機能を改善するなど、とコミュニケーションをとりながらリハビリをしていて、大変な仕事だと思いますが、それ以上にやりがいのある仕事だと思います」と答えればいいでしょうか？
2 教育方針のことは「社会で貢献できる技術、人間性を身につけさせ、作業療法のスペシャリストを育成するのが○○学校の（貴学の でもいいかも）教育方針だと思っております。また、合同イベントを行うことにより、さまざまな学科の人たちと交流ができるのもこの学校のすばらしい特徴だと思います」でいいでしょうか？
3 将来のことを聞かれたら「国家資格で合格しなければ意味が無いので、毎日の予習復習を欠かさず行い、尚且つ、いっしょに学んでいく仲間たちとの親睦も深めて生きたいです。卒業後は、まず県内の病院で働きたいと思います。私は○○島という離島で生まれたんですが、そこには診療所はあるんですが、医師不足により、病気や骨折するたびに本土まで船で1時間半かけて通ってたんですが、いつか私が故郷の診療所で働いて、本土に通わなくてもリハビリできるようになったらいいなと思っています」とか言えば大丈夫でしょうか？
ちなみに○○島というのは隠岐という島根県の北にある牛を放牧したりしてる島のことです。あと魚がおいしいです。知識はあまりあるとはいえないですけど、今までの病院見学やオープンキャンパスに何度も参加したりして、そのときに得た経験があれば受かるかな…と思うんですが、どうでしょうか？やっぱり難しいでしょうか？
AO入試突破への道：現役作業療法士が教える合格戦略
作業療法士を目指すあなたのAO入試合格を全力でサポートするため、現役作業療法士である私が、具体的な対策と合格への道筋を伝授します。あなたの熱意と努力が実を結ぶよう、一緒に頑張りましょう。
1. 事前準備：作業療法への理解を深める
AO入試の対策として、まずは作業療法に対する理解を深めることが重要です。これは、小論文と面接の両方で問われるあなたの基礎知識となります。具体的に何をすれば良いのか、詳しく見ていきましょう。
1-1. 作業療法の定義と役割を理解する
作業療法とは、病気、けが、発達の遅れなどによって日常生活に支障をきたした人々の「作業」に着目し、その人らしい生活を送れるように支援する専門職です。作業とは、食事、着替え、入浴などの身の回りのこと、家事や仕事、遊びや趣味など、人が日々行うすべての活動を指します。
作業療法士は、これらの作業を通して、心身機能の回復や維持、生活の質の向上を目指します。具体的には、身体機能の改善、認知機能の訓練、精神的なサポート、環境調整などを行います。
1-2. 作業療法の対象者と活動内容を知る
作業療法の対象者は幅広く、小児から高齢者まで、さまざまな年齢層の人々がいます。主な対象疾患としては、脳卒中、骨折、認知症、精神疾患、発達障害などがあります。
作業療法の活動内容は多岐にわたります。例えば、
- 身体機能訓練： 立つ練習、歩く練習、手指の訓練など、身体機能の回復を目指します。
- 認知機能訓練： 記憶力、集中力、問題解決能力などの認知機能を高める訓練を行います。
- 日常生活動作訓練： 食事、着替え、入浴などの日常生活動作の自立を支援します。
- 精神的なサポート： 患者さんの悩みや不安に寄り添い、精神的な安定を促します。
- 環境調整： 自宅や職場などの環境を、安全で使いやすくするためのアドバイスを行います。
1-3. 病院見学やボランティア体験を活かす
実際に病院を見学したり、ボランティア活動に参加したりすることは、作業療法への理解を深める上で非常に有効です。実際の現場で作業療法士の仕事を見ることで、教科書だけでは得られない生きた知識や、作業療法のやりがいを肌で感じることができます。
見学やボランティアを通して得た経験は、小論文や面接であなたの言葉として語ることができます。具体的にどのような場面を見て、何を感じたのかを具体的に説明することで、あなたの熱意を伝えることができます。
2. 小論文対策：高評価を得るための書き方
AO入試の小論文は、あなたの思考力や表現力を評価する重要な要素です。限られた時間の中で、効果的に自分の考えを伝えるための書き方のポイントを解説します。
2-1. 構成を考える：序論、本論、結論
小論文を書く際には、まず構成を考えることが重要です。一般的には、序論、本論、結論の3つの部分で構成されます。
- 序論： 課題に対するあなたの考えを簡潔に述べ、小論文全体の方向性を示します。
- 本論： 自分の考えを具体的に説明し、根拠となる事実や事例を提示します。
- 結論： 自分の考えをまとめ、今後の展望や課題への取り組みを述べます。
2-2. 構成要素を埋める：具体的な内容の書き方
構成が決まったら、それぞれの部分に内容を埋めていきます。以下に、それぞれの部分で書くべき内容の例を示します。
- 序論： 作業療法士を目指す理由、作業療法への関心、小論文で伝えたいことなどを簡潔にまとめます。
- 本論： 病院見学やボランティア体験を通して感じたこと、作業療法士の役割に対する考え、作業療法士として貢献したいことなどを具体的に説明します。
- 結論： 作業療法士としての将来の目標、大学での学びへの意欲、社会への貢献についてまとめます。
2-3. 表現力を高める：文章表現のコツ
小論文では、内容だけでなく、文章表現も重要です。読みやすい文章を書くためのコツをいくつか紹介します。
- 論理的な文章構成： 自分の考えが相手に伝わるように、論理的な構成を心がけましょう。
- 具体例を挙げる： 抽象的な表現だけでなく、具体的な事例を挙げることで、説得力が増します。
- 専門用語を適切に使う： 作業療法に関する専門用語を適切に使うことで、あなたの専門知識をアピールできます。ただし、使いすぎには注意しましょう。
- 誤字脱字に注意する： 誤字脱字は、あなたの印象を悪くする可能性があります。書き終えたら必ず見直しを行いましょう。
3. 面接対策：あなたの熱意を伝える
面接は、あなたの人間性や熱意を直接伝えることができる貴重な機会です。面接官の質問に対して、どのように答えれば良いのか、具体的な対策を解説します。
3-1. 自己紹介：あなたの強みをアピール
面接の冒頭では、自己紹介を求められることが多いです。自己紹介では、あなたの名前、学校名、作業療法士を目指す理由などを簡潔に述べます。さらに、あなたの強みや、作業療法士として活かせる経験などをアピールしましょう。
3-2. 質問への回答：効果的な受け答え
面接では、様々な質問がされます。それぞれの質問に対して、どのように答えれば良いのか、具体的な例を挙げて解説します。
- 作業療法についてどう考えていますか？
「私は、作業療法士は、患者さんの「したい」を支え、その人らしい生活を取り戻すための専門職だと考えています。実際に病院で作業療法を見学した際、患者さんがリハビリを通して笑顔を取り戻していく姿を見て、大変感動しました。私も、患者さんの心に寄り添い、その人らしい生活をサポートできる作業療法士になりたいと強く思いました。」
- 学校の教育方針についてどう思いますか？
「貴校の教育方針である「社会で貢献できる技術と人間性を身につけた作業療法士の育成」に共感しています。私は、貴校で専門知識を学び、実践的なスキルを習得したいと考えています。また、合同イベントなどを通して、多職種連携についても学びたいと思っています。」
- 将来の目標は？
「卒業後は、まず臨床経験を積みたいと考えています。将来的には、地域医療に貢献できる作業療法士になりたいです。私は、生まれ育った地域で、作業療法が必要な方々をサポートしたいと考えています。」
3-3. 面接での態度：好印象を与えるために
面接では、あなたの態度も評価されます。好印象を与えるためのポイントをいくつか紹介します。
- ハキハキと話す： 明るく、ハキハキと話すことで、あなたの熱意が伝わります。
- 笑顔を心がける： 笑顔で話すことで、親しみやすい印象を与えられます。
- 質問に的確に答える： 質問の意図を理解し、的確に答えるように心がけましょう。
- 熱意を伝える： 作業療法士になりたいという強い思いを、言葉と態度で伝えましょう。
4. 準備しておくと良いこと：プラスアルファの対策
AO入試に向けて、さらに準備しておくと良いことを紹介します。これらの準備は、あなたの合格をさらに近づけるでしょう。
4-1. 学校研究：教育方針を理解する
志望する学校の教育方針を深く理解しておくことは、面接対策において非常に重要です。学校のウェブサイトやパンフレットをよく読み込み、教育理念、カリキュラム、卒業後の進路などを把握しておきましょう。面接で「なぜこの学校を選んだのか」という質問に答える際に、具体的な理由を述べることができます。
4-2. 模擬面接：実践練習を重ねる
模擬面接は、本番の面接に慣れるための良い練習になります。学校の先生やキャリアカウンセラー、家族などに協力してもらい、面接の練習を行いましょう。事前に質問を想定し、回答を準備しておくことで、本番での緊張を和らげることができます。
4-3. 医療・福祉に関する知識を深める
作業療法士として働く上で、医療や福祉に関する知識は不可欠です。医療系のニュースをチェックしたり、関連書籍を読んだりして、知識を深めておきましょう。面接で、医療や福祉に関する質問をされた際に、あなたの知識をアピールすることができます。
5. 隠岐での経験を活かす：あなたの個性をアピール
あなたの出身地である隠岐での経験は、AO入試において大きな強みとなります。隠岐での生活を通して得た経験や、地域医療に対する思いを、積極的にアピールしましょう。
5-1. 離島医療への関心を示す
隠岐のような離島では、医療資源が限られているため、地域医療の課題は深刻です。あなたが、離島医療に関心を持ち、地域医療に貢献したいという思いを伝えることは、面接官に好印象を与えます。
「私は、隠岐で生まれ育ち、幼い頃から地域医療の現状を見てきました。医師不足により、病気や怪我の際には本土まで船で1時間半かけて通院しなければならないという不便さを経験しました。作業療法士として、故郷の診療所で働き、地域の方々の健康を支えたいと考えています。」
5-2. 隠岐での生活経験を語る
隠岐での生活経験は、あなたの人間性を豊かにするものです。隠岐での自然体験、地域の人々との交流、文化的な経験などを語ることで、あなたの個性をアピールしましょう。
「隠岐の豊かな自然の中で育ち、幼い頃から海や山で遊んでいました。地域の人々との交流を通して、助け合いの精神や、人との繋がりを大切にする心を学びました。これらの経験は、作業療法士として患者さんに寄り添う上で、必ず活かされると信じています。」
5-3. 隠岐の魅力を伝える
隠岐の魅力を伝えることも、あなたの個性をアピールする上で効果的です。隠岐の自然、食文化、歴史などを紹介することで、あなたの地域への愛着を伝えることができます。
「隠岐は、美しい自然に囲まれた島です。新鮮な海の幸も豊富で、特に魚は絶品です。隠岐の魅力を多くの人に伝えたいという思いも、作業療法士として地域に貢献したいという思いにつながっています。」
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6. まとめ：合格に向けて
AO入試合格に向けて、準備することはたくさんあります。しかし、あなたの熱意と努力があれば、必ず合格を勝ち取ることができます。この記事で紹介した対策を参考に、しっかりと準備を進めていきましょう。
最後に、あなたのAO入試合格を心から応援しています！
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